株式会社東海技研工業岐阜県中津川市・配電盤、板金部品加工等

㈱東海技研工業は1988年（昭和63年）に恵美グループの板金加工・多品種少量生産部門としてスタートした。同グループの歴史は1970年（昭和45年）恵美製作所の創業から始まった。㈲恵美製作所が1984年（昭和59年）社員7名時点で定めた、会社経営方針１２箇条は今もグループ内企業の基本方針として受け継がれている。その項目内には、女性を多く採用し活躍の場を提供する事、また量産仕事は絶対に手を出さない事が明記されており、28年経過した今、多くの女性社員が生産管理や高精度・高難度の製品作りに参加している。恵美グループは現在4社からなり、従業員数は150名、その中で㈱東海技研工業は従業員数50名である。
同社は、競争が少なく、他には出来ない、他が真似しない一品物の製作を会社の基本方針としている。例えば、大手電機メーカーの配電盤中板の生産は、仕事を請けてから1日で全国に出荷する1DAYサービスを行っている。現在でも変わらず一品一様の生産力を強化し、お客様に満足頂ける品質と速さでほしいものをほしいだけ的確にお届けできるように努めている。

（上から）代表取締役社長　林正人様
EV充電スタンド
デジタルサイネージ（電子看板）

同社は2011年5月にマイスポットを導入した。一品・一様の物が多く、ワークが変わるたびに定置スポットの銅管の向きを斜めにしたり段取りに時間がかかりすぎて作業効率が悪かったが、マイスポットを使い始めてからはテーブルの上にワークをどんな向きにでも置けてそのまま打てる。段取り時間が格段に減りコストダウンに繋がった。これから単価的にも厳しいので、段取り時間の短縮は非常に重要である。また、誰でも使えるところが良いとのお言葉も頂いた。