メンテナンス便り:冷却装置の管理、暖かくなる季節に向けて

今回は、暖かくなる季節に向けて、
冷却装置(チラー)の管理として、下記の4点をご案内いたします。
1.不凍液入り冷却水から水道水(工業用精製水)への変更。
2.冷却水の入れ替えタイミング。
3.ストレーナーの清掃。
4.エアーフィルターの清掃。
1.不凍液入り冷却水から、水道水(工業用精製水)への変更。
冬季に不凍液をご使用のお客様は、凍結の恐れがなくなりましたら、
早めに不凍液の入った冷却水の入れ替えを行ってください。
不凍液が入ったまま使い続けますと、冷却水が汚れて水路が詰まりやすくなります。
詰まりが起こると冷却効率が低下し、溶接品質にも影響しますのでご注意ください。
特にガン先は、Φ4のテフロンチューブ(細い水路)を冷却水が通過しますので注意が必要です。
不凍液入り冷却水から、水道水(工業用精製水)に入れ替えた場合、
冷却水がすぐに汚れてしまう場合があります。
そのような場合は「溶接機を数日使用してから冷却水を入れ替える作業」を数回行うと、
冷却水の汚れが目立たなくなりますのでお試しください。
※不凍液は、適切な処理が必要です。
廃棄する場合は、産業廃棄物取扱業者様にご相談ください。
2.冷却水の入れ替えタイミング。
冷却水を入れ替えるタイミングは「汚れる前」が効果的です。
冷却水の汚れ方は溶接条件や、ご使用頻度、環境等により違ってきます。
お勧めは、月に一度、タンクの中の冷却水を先ずは確認することです。
汚れる前に入れ替えを行っていただけると安心です。
※冷却水交換手順
冷却装置のドレンコックを開けて、タンク内の冷却水を抜き、
タンク内をきれいなウエス等で掃除してください。
タンク内の冷却水を完全に抜きたい場合は、
吸水性のあるタオル等で吸わせると簡単に冷却水を抜く事ができます。
3.ストレーナーの清掃。
「ストレーナー」は冷却装置のタンク中央にある部品です。
完全に冷却水を抜いた後に取り外して、きれいなウエス等で表面の汚れを取り除き、
エアーを吹き付けて、清掃を行ってください。
その際、冷却水が入ったまま、ストレーナーを外してしまうと、
ストレーナーで止めていたゴミ(汚れ)が、溶接機の水路に混入してしまい、
詰まりを起こす原因となりますので、必ず冷却水を完全に抜いてから外してください。
4.エアーフィルターの清掃。
埃や粉塵を吸い込まないように、冷却装置側面にエアーフィルターが付いています。
清掃時は、エアーフィルターを取り外し、ウエス等で表面の汚れを取り除き、
エアーを吹き付けて、清掃を行ってください。
ストレーナーとエアーフィルターの清掃も「汚れる前」が効果的です。
※タンク内のストレーナー、吸気部分のエアーフィルターは、消耗品です。
ご購入できますので、お申し付けください。
ご意見やご感想、ご不明点やご質問等がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。
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