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電極のスタイルと溶接電流の流れ方

Welding Knowledge

スポット溶接の電流を流す方式についての豆知識です。

1.ダイレクト式

上下の電極で加圧し電流を流す接合方式です。

溶接のスタイルで、他の方法と比べると高い強度をだせます。。

必ず板材を電極で挟みこむ必要があります。

2.インダイレクト式

電極で挟みこまず、片方の電極が同じ側の別の位置にあるスポット方法です。

表面にスポット痕を残したくない場合や、裏面側に電極を置くことが困難な場合に用いられる方法です。

ワークの形状等から、やむを得ず選択する場合が多く、強度は弱くなりがちです。

3.シリーズ式

電極を左右に配置し、バックアップ電極で通電経路を確保しながら2点同時に溶接する方法です。

ナゲットが2カ所でき、溶接時間が短縮されます。

分流や抵抗の変動に注意する必要があります。

4.同軸電極式

電流は材料を通り抜けることなく、同軸電極内に戻ってくるため、コンパクトにスポットできます。

ワークに追加の穴加工やプロジェクション加工を施す必要はありますが、そのひと手間で

短時間に電流を集中して流すことができます。

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