HOME 導入事例 溶接の認識をメーカーと共に変えていきたい【株式会社隆健製作所】

溶接の認識をメーカーと共に変えていきたい

統計では1997年頃から日本の少子高齢化が始まったといわれている。それから26年ほど経過した現在、中小企業においては、人材を集めようにもなかなか思うように人が集まらなくなった。そのような現場をうめるため人材に代わる高性能な機械の開発が進み、人間の知能や経験でしか進められなかった現場作業を次々と変化させてきた。高性能の機械だからこそ少数精鋭の会社のワークフローに入り込み、人材同様、もしくはそれ以上に活躍しているのは間違いない。スポット溶接に限って言えば、以前はベテランの勘や経験がものを言い、何年もかけてそれを習得する、ということが当たり前だった。しかしそのような人任せの現場環境では、あふれる仕事に対応することができない。今回は横浜市の株式会社隆健製作所の金子隆太社長にお話を伺った。

リーマンショックを経てテーブルスポット溶接機の導入再開

設備については先代が新しいもの好きで飛び込む傾向にあり、事務所のパソコンに至るまで新設備導入に躇がなかったが、リーマンショックをうけて中断。設備導入できないという時期が10年続いたという。とうとう「いよいよ機械がいつ壊れてもおかしくない」という状況にまで追い込まれ、2018年に設備導入を再開。わずか2,3年の間に、最新型スポット機3台、試験機1台を導入した。

機械導入で一度は「この機械がなければ今の仕事はこなせなかった」と感じるほど現場は安定したがそれもつかの間、仕事は再び増加の一途。隆健製作所の主な仕事の内容としては、工作機械のカバーのリブ、パーツ、ナット、補強に加え、とにかくナットをつける作業が多い。そしてその作業はワークが長ければ長いほどつらいという。移動させながら二人でやるにしても重いし、しかも傷になる。そのような中、弊社のナットフィーダー付き定置型スポットを来社見学し、これなら、と即決したという。

「うちはずーっとスポットしてるよ。だから一人一台くらい必要。使いたいときに使えないと。テーブルスポットをいれる前までは、溶接する人と、スポットする人は同じだったけど、導入してからは分けた。スポットで終わりのことは全部終わらせて溶接。それから曲げに戻ったり。ここ数年の新設備導入によって工程や作業順番、人員配置等様々な変化が出た。でもうちはナットでもなんでも打痕がすごくきれいになったよ」と笑顔だ。

購入の決め手は「現場の考え方を変えたかったから」

様々な接合技術、機械がある中で、弊社スポット溶接機を選んでいただいたが、その一番の決めてをお聞きすると「それはね、向洋の熱意が一番だったからなんだよね」と語る金子社長。こんなに熱意のある会社なら、今抱えている社内の「スポットにに対しての認識」も共に変えていくことができるのでは、と考えたという。頑張ってくれている社員のプライドを傷つけずに、心の中だけで『ああそうだったのか』と社員が自ら考えられるような教育の仕方が必要だと日々感じてきたという金子社長。

「あと、向洋技研はスポットについてどうしたらいい、って聞くとその場で実用的な側面からすぐに教えてくれるの。レスポンスが本当に早い。これね、他のメーカーではできないことなんだよね。やっぱり自分のところで作ってるからなんだろうな。」と続けた。

今後の展望

お客様の図面を形にする中で、こうすれば工数削減、経費削減できるのでは、と一つ一つの仕事に取り組んできた。それは、お客様のためでもあるが自分たちのためでもある。いかにして堅実な経営の為の知恵を出し、利益を上げ続けられるか、その努力こそやめてはいけないと思う、と語る社長。

「今は、せっかくアルミがスポットできる機械をいれたから、アルミの仕事がやりたいかな。それとステンレスもガンガンやりたいね。ナットフィーダーももう一つつけたい」と続ける。「会社の中で、誰がやっても同じスポットができます、っていいと思うんだよね」と締めくくった。

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